(最終期)
(あらすじ)
朝起き習慣化の完成
ストレスなく朝起きできるようになっている
OKITEの言ってたことを体験する
朝起きストになってゆく
<シーン>リビング/朝
テレビには「ーあけましておめでとうございます
今年のお正月はひさびさに天候に恵まれ
新年の初日の出がー」
窓を空けて、初日の出を見ているおき子
脳から快感物質大噴射!
(おき子ナレーション)
「今年初めての朝の光が圧倒的な美しさで
私の瞳になだれ込んできた」
タイトル「朝☀おき子さん」step36「5時台に突入」
<シーン>部屋/正月
(おき子、ナレーション)
「正月も三箇日がすぎ
起床時間が6時をきり5時台に突入した
今はハヤオさんにもらった
目覚ましを使ってる⏰
(昭和のマンガみたいな)
5時の空は真っ暗で
まだまだ寒い
あたたかい布団の中にいたいけど
目はしっかりと醒めている
暖炉に火を入れ
コーヒーを煎れる
5時台に入ってから
活動時間も増え
朝、やれることも増えた
いつものように
同じ動作、同じ導線で
コトを淡々と
決められたタスクを進めてゆく」
(徐々にカーテンの向こうが明るくなってゆく)
(おき子、ナレーション)
「この頃になって
私は、家にあるものの
全体を把握できるようになった
(計量カップ、綿棒、 救急箱、 使い捨てカイロ、など…)
小さなモノまで
本来あるべき所定の場所を与えられ」
ハヤオ「温度計ある?」
おき子「はい」
ハヤオ「爪切りある?」
おき子「はい」
(おき子ナレーション)
「以前の私なら
引き出しをガサガサやって
いつまでも探せずにいただろう」
(テキパキと家事をするおき子を
寝ながら見ているハヤオ
いつのまにか立派になった妻を見ている)
(おき子ナレーション)
「毎日、少しの時間、こまめな掃除をしているから
部屋は汚れない
以前の私は、まとまった掃除の時間を作って
ヤル気をふるい立たせ、やっていた。
がんばりは、身体にも負荷がかかり体調も崩すことが多かった
めんどくさいと感じ、サボりがちだったのはすべて
この一度にやろうとするがんばりからきていたのだ
だから出来なかった
毎日、少しの時間
習慣化すれば、心身の負荷は少なくなる
毎日の歯磨きのように
行動をその場のヤル気に頼ることなく
静かな気持ちのまま淡々とこなす
頭を使うのではなく、体を自然に動かすように
このことをOKITEは私に何度もしつこく言っていたのだ」
〈回想〉
OKITE「一度に詰め込むと脳に負荷がかかりすぎて
次の作業に集中できません、細切れに行きましょう」
(step19)
OKITE「すぐに結果を求めてはいけません
習慣化への道のりはこれからです」
(step10)
〈回想終わり〉
(おき子ナレーション)
「使ったら戻す(掃除機)、戻す(温度計)、戻す(クイックルワイパー)
所定の位置を決めたからできる
無意識の行動
使ったら元に戻す
たったそれだけのことができるまで
私は何年かかったのだろう
そしてそれが
こんなに心地良いことだったなんて」
脳内麻薬ドパーーーーー!
<シーン>部屋/夜
(おき子心の声、ナレーション)
「夜は決まった時間に眠くなり
濃厚な睡眠に入る
少しづつ、寝入り時間も早まっていった
次の日も起床成功!
5時45分!
次の日も
5時30分!
早く起きることに
まったく苦しみはない
気持ちのよい朝が
毎日、毎日、毎日やってくる
自然のリズムに同調し
太陽から無限にエネルギーを供給できる
(脳内麻薬大放出!)
タスクをこなす
いつもの、動きで
考えることなく
静かに
淡々と
これが「習慣化」だ!」
窓を開け風にあたる
(おき子ナレーション)
「この頃の私は元気だ
なんだろう、この心の底から
湧き上がってくる生きる意欲のようなものは」
(おき子、心の声)
「朝の光になんか
含まれてるな
すごい気持ちいい」
(おき子ナレーション)
「今の自分の心を始終観察している
夜は感情的になりやすいのに比べ
朝は冷静で全体を見通せる
客観的に俯瞰した目で見ることで
感情に取り込まれず、惑わされない
心に振り回されなくなっている」
〈回想〉
OKITE
「感情を客観的に観察すると
感情そのものに飲み込まれない」
〈回想終わり〉
(おき子、心の声)
「またしても、このことを
OKITEは言ってたのか」
<シーン>ハヤオ会社
会社でハヤオさん
グッド・ニュースを聞く
同僚Aが地方に異動
見積もりの改ざんが会社にバレ
とばされた
ハヤオ「異動?ぼくが?企画部に?」
同僚B「今進んでる、もとの企画は君が考えたんやで、室内に外の環境を持ち込む無機ELの可能性を
介護ホームだけじゃなく
学校にも劇場にも設置したいっていう事業者が声をあげとる
自分のイメージしたプランを企画部に行って
直接展開したらええんや、企画部長も迎え入れたい言うてるらしいしわ
テクニカルでのサポートも必須やって」
ハヤオきょとん
B「条件は今より格段に良うなるぞ」
(ハヤオ、煮え切らない様子)
同僚B「どうした?
ハヤオ「いえ、ぼくは管理部にいたいです
今回の企画は、たまたま通った企画です
運がよかったというか
正直言うと、もともと婚約者のアイデアなんです
企画の評価を頂いたのは嬉しいですけど 僕は ここがいいんです」
Bきょとん
ハヤオ「企画部には行かへん(ハッキリ言う)」
(同僚B、ハヤオの歯切れのよい返事で驚いてる)
ハヤオ「ぼくはここで
まだまだ学ぶことが
あるんです
それに、まだ、あなたと
ゆっくり飲みにも行ってへんし」(ニッコリ)
同僚B「ああ」
飲みに行く二人、ネオン
同僚B「変わったなおまえ」
ハヤオ「そうすか〜?」
二人酔っ払ってる
<シーン>
会社から帰ってきたハヤオ
少し酔っ払ってる
陽気なハヤオ
ハヤオ「これ、(無機ELの光るシートをおき子に見せる、窓のような絵が描いてある)
壁のクロスに、あるいはインクに染み込ませて埋め込む
実際に外の環境に輝度がリンクする
朝はこの光で目覚めたらいいんです」
眩しそうな二人
ハヤオ「会社で商品開発が具体的に動いてます
おき子さんのおかげです」
おき子「私が言わんでも、誰かが考えっとったやろ?
ハヤオ「でも誰もやろうとせえへんかったんです」
おき子さん!ぼくも、明日から一緒に早起きします!」
おき子「!」
ハヤオ「ぼくを起こしてください!」
ひさびさにくりだされたハヤオのサムズアップ!
つづく
毎回、最後にミニコーナー
おき子さんの朝起きへの道、ステップその36
起床が6時台の人は5時台に
5時台の人は4時台に
やりたいことをやれる時間が
劇的に増えます
だって〜!
「朝☀おき子さん」また来週!