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(最終期)

(あらすじ)「朝!」「朝!」「朝!」
おき子、自然に朝起きられてる
おき子の朝起きの体内時計は仕上がっていた。


<シーン>次の日/朝/部屋



(おき子心の声)
「12月の日の出は7時前
私は今日も暗いうちから
目が覚めていた(6時)」





タイトル「朝☀おき子さん」
step35「クリスマスの朝」




<シーン>部屋/朝



(おき子心の声)
「暖炉の火を入れて
家事のタスクを淡々とこなす」



食卓の食器が朝の影を落としている
グラスの水がキラキラしている


(おき子心の声)
「朝の光は、すべて何事もなかったかのようにする
リセットしてくれる力がある」


ハヤオ、カラダを起こして
リビングに行くと、すでにおき子は起きて
美味しそうな珈琲を飲んでいる。
 
心地よい音楽
いい感じの朝の時間


突然に音楽は止まる


ハヤオ「あの…
もう、やめてほしいんだ」

おき子「え?」(なにが?という表情)

ハヤオ「もう、そんなに早く起きなくていいんだ」

おき子「……
いやいやいや、…
なんていうんやろ…」

ハヤオ「…」

おき子「私、できてるの
ここんとこ連日」

ハヤオ「…?」

おき子「なんちゅーんやろ
なんちゅーんやろ
なんちゅーか」

ハヤオ「…」

おき子「勝手に、できてるのよ」

ハヤオ「…」

おき子「自然と目が覚めるの
体が起きてしまうよの
勝手に朝起きてしまうのよ」

周りを見渡すハヤオ
用意できた朝食

ハヤオ「…」

おき子「目覚ましもなくて
連日よ」

リビング、朝の光りでキラキラしてる

音楽が、再び流れ
トースターのチンという音が聞こえる

ハヤオ「…そうなんですね」

穏やかな朝の時間



<シーン>マンションの階段

ゴミ出し、マンションの階段を下りながら


(おき子心の声)
「これがOKITEの言うてた
習慣化なのか…
これまでOKITEと共に積んできた
朝起きのトレーニング
それは身体に染み入り
効果となってあらわれてきたのか」

ゴミ出し
AI「今朝もご苦労さまです
明日は資源ごみの日です」

おき子「おつかれー」

大量のゴミを両手に持ち、足元がおぼつかない
ゴミ出しおばさん
おき子見てる


(おき子心の声)
「そして次の日も」


タスク
家事


空手のポーズで
弁当を渡す


おき子「行ってらっしゃい」

ハヤオ「行ってきます」



(おき子心の声)
「そして次の日も」


おき子「おはよう!
朝日の中に佇む、おき子は逆光
神々しいおき子」

寝ぼけ眼のハヤオさん

ハヤオさん正座で
「おはようございます」

(おき子心の声)
「次の日も次の日も」

(おき子心の声)
「ハヤオさんが出張でしばらく家を留守にしてる
その間も私は」
「朝!」「朝!」「朝!」
勝手に朝起きられてる
朝起きの体内時計、完全に仕上がってるー!」


脳汁プッチューーーーーー!
報酬系快感ホルモン、ドピュドピュドピュドピュドピューーー!




<シーン>雪



(おき子心の声)
「一ヶ月がたった
クリスマスの日
どうやら雨は夜更け過ぎに雪へと変わったらしく
窓を開けると銀世界だった」


おき子は思い出す
あの日のクリスマス
大寝坊してフラれた日


リビングに飾られた
クリスマスツリーがキラキラ



「一ヶ月連続朝起床!
メリークリスマス★」




つづく


毎回、最後にミニコーナー
おき子さんの朝起きへの道、ステップその35

めざすは習慣化
習慣化すれば、朝起きはつらいものではなく
ただ、気持ちの良いものに変わります



「朝☀おき子さん」また来週!

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