(どん底を味わう)

(あらすじ)
OKITEが壊れる。OKITEの喪失、おき子はすべてを失い、夜の街へ再び


<シーン>


OKITEが暖炉の中に!



タイトル「朝☀おき子さん」
step32「夜が入っていく」



<シーン>


暖炉で燃えるOKITE


おき子「ぬおおおおおおおおおおおおおお」


トングで暖炉から
OKITEを救出

あわてて、取り出そうとするおき子
アチーーって放り投げ
窓へ放り出される
車にはじかれ「どー〜〜〜ん!」
ゴミ箱へ
AI「今日のゴミ収集時刻は終了しております」
と、機械的に告げる

背後で見ているハヤオ


おき子「なにすんねんーーー!」


キー〜〜〜っく!
おき子は、力の限りハヤオを殴る蹴る
(ここで、タスクメニューヨガ空手が活かされる。皮肉なことに。)




<シーン>風見鶏がむっちゃ見えるヶ丘公園/夜
 
焼け焦げてボロボロのOKITE
壊れて起動せず
動いてた眉毛が焦げてチリチリ

おき子ベンチでOKITEを両手で包み込んでいる
涙が滴っている

夜の公園は昼間の景色と全然違う
カラス、ネズミ、ゴキブリ、蜘蛛、ゴミ、枯れ枝、枝に挟まったボールや、ポリ袋
注意喚起のタテ看板が不気味に揺れてる
それは絶望の景色

そんなBGM


これまでの日々<回想>

OKITE「これからですよ」

おき子「そやな」

OKITE「今、上手くいってるのは
きちんと具体的に、計画をしているからです
おき子さんは、変われます」

OKITE「えらいです!」

おき子「起床成功!」


シーン変わって〈回想〉

おき子「ねえ、OKIちゃん
私、今な
できてる自分
早起きができる自分でいられることが
うれしい」

OKITE眉毛動かす

おき子「なんやろ、ただ調子に乗ってるだけかなあ」

OKITE「うれしいという気持ちは
脳に「快」の信号を送ります
積極的にやっていきましょう」

楽しかった頃の回想
〈回想終わり〉


空を見上げる
星月夜




公園の中を、うろついてみる
川面にうつる自分の顔
冷たい空気がカラダを冷やす
時計台の上の風見鶏が方向が定まらぬ風で揺れ動いている


おき子「なあ、OKITE
私、これからどうしたらええと思う?」

何も言わぬ、眉も動かさないOKITE

おき子「なんも言わへんかったら
私、なにしていいかわからんで…
なあ…」


途方に暮れるおき子

その場にヘタって
思い出すのはOKITEのとの日々ばかり


<回想>

おき子「はあー
あんたはわからんと思うけど
人間はな、頭では理解しても
心がついていかんの

OKITE「おき子さん
解決策はあります
一緒に考えてゆきましょう」

おき子、とぼとぼ遊歩道付近を歩く


<回想>
OKITE「コスモスがきれいなので
少し遠回りですが遊歩道を歩きましょう」
〈回想終わり〉


風見鶏がアホほど見えるケ丘公園につづく遊歩道には、あのときのコスモスの花はない
街灯がゆるやかなカーブを描く遊歩道を
一人フラフラ、公園にたどり着く
しんとした公園には誰もいない
おき子ひとり、時計台の下
高台の芝生に腰を下ろして





(おき子、ナレーション)
「ひさびさ、わたしはひとりだった」

(おき子心の声)「なんか懐かしいな」

(おき子、ナレーション)
「昔はこうやって夜を満たしていた
夜が入っていく…私の中に」









つづく


毎回、最後にミニコーナー
おき子さんの朝起きへの道、ステップその32

目覚ましをベッドから遠ざけ
身体を動かさないと止められないようにしてみます

「朝☀おき子さん」また来週!