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(喜びの日々)


(あらすじ)
6時起床成功、すべてが順調に思える。ハヤオさんとの企画、ハヤオがOKITEと初対面!?




<シーン>リビング/午前



朝の光
おき子「朝ってさいこーーーー!」

脳汁ぴしゃー
(いつもの名場面)




(おき子、ナレ)
「朝のルーティン
繰り返す日常に
満たされた心地よさを感じる
決められたことをする
いつもと、同じ動き
頭でごちゃごちゃ考える必要がない
ゆえに、ストレスは最小限に抑えられ
動くことで血液が体を駆け巡る
脳に酸素が供給され
自然と前向きな気持ちになり
さらにタスクは滞りなく進む
好循環のスパイラル」


(おき子、心の声)
「朝おふとんの中でグズグズして
昼までダラダラ寝るのが
最大の幸せだと思ってたな〜」



キレイになった部屋の窓
テーブル、コーヒーの湯気
キラキラ
まろやかな音楽


OKITE「いつもの朝ルーティンが終われば
頭を使うタスクをします
朝は頭が1番すっきりしていて
難問にも向かう力がある
そんな朝の力を利用しない
手はありません」





タイトル「朝☀おき子さん」
step23「時間を決めて暮らす」




(おき子、ナレ)
「時間割通りにタスクの実行」


おき子、いつものごとくタスク


(おき子、ナレ)
「時間を決めて暮らす
起床の時間、就寝の時間、朝食や夕食
時間感覚に細やかになると
空いた時間も見つけやすく
自分の時間が持てる」


おき子「時間に縛られたほうが
自由やったなんてな」


空、朝からあっという間に夕暮れ


<シーン>ハヤオ帰宅、夜道/夜



夜道、ハヤオ、会社でのことを思い出している



ハヤオはベットの中で管理部でのことを思い出している
『言いたいことが言えない』
同僚に言われたことを思い出している




<シーン>ハヤオ寝室/夜の


同僚に
企画部へ進んだら今のような生活より
もっと余裕が生まれることを告げられる
ことを思い出している



おき子「私、そろそろ寝ます」

ハヤオ「あ、うん、おやす…
あ、ほら、こないだおき子さんと話してたこと」

ハヤオ体を起こして
ハヤオ「明るさで起床できるっていう話
思うままに外に出れない人のために
部屋の壁や室内パーテーションを
無機EL素材を使うっていう」

おき子「ああ、
うん、部屋にいながらにして
朝の明かりを再現する
徐々に明るくなって」

ハヤオ「そう、赤から紺へのグラデーション
徐々に、明るくなって
朝日が出て、青空になっていく
室内の壁」

おき子「その日の空のコンディショにも対応して」

おき子「窓としても
壁掛けの絵としてでも」

ハヤオ「企画書にまとめてる」

おき子「へーそう!
薄さ、0,1ミリで
映像をコントロールできれるようになった無機ELの可能性は無限やもね」

ハヤオ「あれ?やたら詳しいですね」

おき子「ハヤオさんのお仕事
興味あるもん!勉強してるねん」

ハヤオ「そうですか、うれしいな」

ほほえみ合う


おき子「おやすみ」

扉を締めて
おき子は上機嫌、一人でサムズアップ


夜のシーン
朝のシーン
(汽笛)



<シーン>寝室/朝



おき子「6時!」

カラダを起こす

おき子「起床成功っと!イエス!」
朝の光

OKITE眉を動かす

おき子脳から快感物質ブシャー!
いつもの名場面


(おき子、ナレ)
「目を覚ましてから
身体を起こすまでのストレスが
劇的に変化している
少し前までは
目を覚ましてから
身体を起こすときに
どうしても睡魔に負けて
二度寝の失敗をくりかえしていた
あの強烈な眠りに戻される力を
今はまったく感じない」


ハヤオさんを見送ったあと
リビング、いつものタスクをこなしながら


テーブルにはOKITE

OKITE「徐々に起床時間を早めています
このまま順調に行けば
明日から起床は5時台へ突入です」

おき子「5時台は無理でしょ」

OKITE「以前は6時台もムリと思ってたはずです」

おき子「たしかに」
(ストレッチしながら)




<シーン>OKITEといつものランチ、喫茶「AURORA」
(ちなみに、AURORAというのは
夜から朝になる時間帯を照らす女神
ローマ神話より)

おき子コーヒーを飲みながら
スマホを見てる

おき子「披露宴の時間きまった
あとは結婚式の招待状やな」

OKITE「2か月前を目安に発送すればいいですから
式場またはその提携業者に発注することが一般的で
手間もかからず簡単です
印刷に2週間
あいさつ
日時、開始時間、受付開始、会費を明記
差出人の名前…」

おき子「うん」
(スマホにメモりながら)

OKITE「披露宴を取り仕切る主催者であるため、両家の親の名前で出すことが一般的」

おき子「うん」

OKITE「新郎新婦本人の名前を連名で差出人に記載することも主流
送るゲストによって使い分ける場合」

おき子「…」

OKITE「聞いてます?」

おき子「うんうん」

OKITE「謹啓 早春の候 皆様におかれましては 益々ご清祥のこととお慶び申し上げます
このたび」

OKITE「時間が来ましたので、続きは明日」

おき子「はーい、次のタスクは?」

OKITE「うちに帰って夕飯の自宅です」

おき子「ちょっと休憩」

コーヒーをすすり
窓辺に目線をやる


〈シーン〉家/夕暮れ

おき子「はあ〜〜低気圧?」

OKITE「急降下です」

おき子「夜から雨?」

OKITE「雨雲接近中です」

おき子「早起きっちゅーのは
そういうのも敏感になるのかな」

OKITE「自律神経のバランスがととのってきた証拠です」

おき子「そろそろハヤオさん帰ってくる
OKITEをしまっとかな
部屋に戻すからね〜」

OKITE「外の洗濯物を中に」

おき子「そうやった!」

衣類をだきかかえ、部屋を移動してるときに
ハヤオさんが帰ってくる

おき子、びっくり

おき子「おかえり!」

ハヤオ「降りそうやったから
ダッシュで帰ってきた」

テーブルにOKITEを置きっぱなしに
してるのを思い出して
慌ててテーブルの上のOKITEを隠そうとするが
手が滑り、OKITEを落とす
慌ててOKITEを蹴飛ばす
ハヤオの足元へ転がる


ハヤオ「大丈夫?」

おき子「だ、だ、大丈夫!」
洗濯物をだききえながら


ハヤオ「何?これ」
(ハヤオがOKITEを床から拾い上げ手に持つ)


顔面蒼白のおき子
「んがががが…!!!!!」




つづく







毎回、最後にミニコーナー
おき子さんの朝起きへの道、ステップその23

朝目覚めた時は頭が1番すっきりしていて
難問に向かう力がある

「朝☀おき子さん」また来週!

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