(喜びの日々)

(あらすじ)
毎日起床成功!6時に突入!女ボッチ焼肉、ひとりでも充実した日々、いや一人ではない、OKITEと一緒だ。満たされた日常をすごせるのはOKITEと一緒だから?それは果たして良いことなのだろうか…




<シーン>寝室/朝
(ロッキーのトレーニングみたいなノリで、音楽も)

(おき子、ナレーション)
「6時30分!起床成功!
6時15分!すごい低気圧だけど起床成功!
6時10分!生理だけど起床成功!
起床成功がつづいていた…」



おき子「うおおおおおおおおおおおおお!
ロボのように半身を起こす!そして立ち上がる!ローアングル広角画面、おキマりの場面



おき子「起床ド成功〜〜〜!」(叫ぶ)

成功報酬快感ホルモンエキス大放出!
おキマりの名場面
朝🌅おき子さんと言えばこの場面を思い出すよーなカット

OKITE、眉毛を高速で動かし起床成功を称える






タイトル「朝☀おき子さん」
step22「OKITEとデイト♥」





<シーン>おき子寝室/朝




(おき子、ナレ)
「6時ジャスト
連続起床に成功!
それもOKITEに起こされる前に
自分から目が覚めた
窓からの明るみで目が覚めたのだ」


おき子「ネクストステージや!」


シーン リビング、テーブルの上には
二人の朝食
いつもの活けられていない花器



おき子「おはよう!」
朝食の準備は万端

ハヤオ「おはよう
すごい、おき子さん起きてる」

おき子「Yシャツ、アイロンかけといた」

ハヤオ「はあ」

おき子「はい、お弁当」

ハヤオ「あ、靴も、磨いてくれたの?」

おき子「んふ」

ハヤオ「すごい!」
ハヤオ振り向いて両手サムズアップ
ハヤオ「いってきますーーーすごーい!」

おき子「いってらっしゃーい」
空手の型、正拳を突き出しながら
くるッと振り返って
おき子「よし、ゴミ出し!」

ゴミ出しおばさんがゴミを出す
それを階段上から見下ろす
すでにゴミ出しを終えたおき子
優越感、目が合う
ゴミ出しおばさん、敗北感

むちゃくちゃ調子の良いおき子



<シーン>リビング/午前
テーブルの上にはOKITE
紅茶、ノートブック
まろやかな朝の音楽



おき子「ねえ、OKITE
私、今な
できてる自分
早起きができる自分でいられることが
うれしい(満面の笑み)
なんやろ、 調子に乗ってるだけかなあ」

OKITE「うれしいという気持ちは
脳に「快」の信号を送ります
積極的にやっていきましょう」

おき子「うん
気持ちもしゃきっとしてる」

OKITE「多少、朝のカフェインが効いているのかもしれません
それと、やはり、朝の光を浴びましたから」

おき子「そっか、朝の光か」
窓に頬付えつきながら空を見る

おき子「空
昨日の朝の空
一昨日の朝の空
今日の空
あたりまえやけど
毎日違うんやな」(しみじみ)

OKITE「環境の変化は
自分を固定するとよくわかるようになります
自分のいる場所や時間を固定する
すると、周りの変化に気づくやすくになります
体調もそうです
同じ毎日を送ることで
昨日より今日のほうが調子がいいなとか
悪いなとか、体の疾患も早期に自覚し、対応することができます
おき子さん、これをみてください(片目からテーブルにプロジェクション)
おき子さんの起床してからの脳波です、覚醒しつつもリラックしてるストレスのないキレイな脳波です」(脳波)

おき子「ついこないだまで、この時間クラクラしてたもんな
まっすぐ立ってもいられんかった」
(床をワイパーで拭きながら、掃除のタスク)


OKITE「この勢いで
本日もご機嫌宜しく
参りましょう!」

おき子「押忍!」
(回し蹴り)


おき子タスクのつづき
リビングテーブルについてノートブック
調べ物
傍らにOKITE

OKITE「25分以上同じ姿勢がつづいています
窓を空けて空気の入れ替えと
簡単な運動で血を巡らしましょう」

おき子「押忍押忍」

ヨガ空手の型を数本
正拳、回し蹴り
ダウンドッグからチャトランダ

洗濯タスク

買い物タスク

すべてOKITEがナビゲート

(おき子ナレーション)
「OKITEの指示による
効率的かつ経済的な無駄のない買い物
その順序、見分け方
生活の導線をOKITEが切り開いてゆく」
(買い物カゴに商品を入れながら)

帰り道

OKITE「コスモスがきれいなので
少し遠回りですが遊歩道を使うのはどうでしょう」

おき子「ナイス提案!」



<シーン>
遊歩道から風見鶏がアホほど見えるケ丘公園
(高台立地の公園で、住宅街の屋根がきれいに並んだ眺め。屋根には風見鶏がついてる家が多い、理由はわからないが、何故かそういう街)

コスモスが揺れている

ベンチに座っているおき子
バックの中のOKITE

コスモスもきれいだが
リンドウが揺れているのに気づく

おき子「あ、リンドウも咲いてるやん
『銀河鉄道の夜』 でな、ジョバンニとカムパネルラが銀河鉄道の窓から外の景色を見ているときに最初に眼に飛び込んでくるのがリンドウなん」


OKITE「ごとごとごとごと、その小さなきれいな汽車は、そらのすすきの風にひるがえる中を、天の川の水や、三角点の青じろい微光びこうの中を、どこまでもどこまでもと、走って行くのでした。
「ああ、りんどうの花が咲いている。もうすっかり秋だねえ。」カムパネルラが、窓の外を指さして云いました。」

おき子「そうそう!」

OKITE「ハヤオさんから連絡が入ってます」

おき子「読んで」

OKITE「今夜は同僚と食べてから帰ります」

おき子「はーいわかりました〜
って、メッセージ返信しといて
あと、気の利いた絵文字と」

OKITE「承知しました」

おき子「どんなん送ったん?」
(スマホを取り出す、サムズアップのスタンプを確認する)

おき子「ああ、ハヤオさんのこれな」(サムズアップのポーズやりながら)
おき子「あれどーかと思うわ、ダサいよなー
あと、自分のこと小生言うの、あれやめてほいしわ」(おき子の苦スマイルで)

辺りは暗くなり、公園の街灯が付く
街灯にも風見鶏が設えている


おき子「そっか、夕飯はひとりか」
少し考えて

おき子「あ、じゃあ、OKITE
夜、私とディナーする?
お一人様でも楽しめて
そう、美味しいワインも飲みたいな
夜景も見れて
ある?そんな都合のいい店?」

OKITE「検索します
お席、一席なら空いてる人気店があります
まだ予約とれそうです
入れますか?」

おき子「そうして
でも、贅沢かな?
やっぱやめとこかな」

OKITE「利用できるクーポンがあります」



<シーン>ビルの最上階の焼肉屋
街の夜景が見下ろせる窓際の席に座っているおき子
やっぱり来てしまったおき子
OKITEはバックに忍ばせて


おき子「OKITEはどんな食べ物が好きなん?」

OKITE「私は電気が好きです」

おき子「そやな、あんたらAIは電気が好物やな」

OKITE「はい」

電気で光った街の明かり
店内の照明
電気は様々な光を提供する

おき子「今日、私な、朝な、OKITEに起こされる前に、明かりで目が覚めたんやで
明かりで目が覚めるってすごい良いよね
電気も目覚ましもない頃は
太陽の光で起きてたんかなあ
だから天井全体が明るくなるとええんよね
部屋の壁とかも
それ、ハヤオさんの会社が取り扱ってる無機ELとかで、でけんのかな?
地下で作業する人とかなあ、日光浴できたらええやん
日当たり悪い部屋とか
ハヤオさんの会社そんなんつくれへんのかな?」

OKITE」「ハヤオさんに提案してみても
よさそうですね」

おき子「やんな
でも、そんなんもう誰かが考えて商品化してるよね」(饒舌なおき子)

OKITE「ショッピングサイトではそのような商品は見つかりませんでした」

(へーという表情で)
おき子「そう?」

ウエイター「おかわりのお召し上がりは」

おき子「同じものもう一杯」

おき子「OKITE
ねえ、少し不思議やの」

OKITE、眉毛動かし

おき子「私、今、楽しい
ちょっと酔ってるのもあるけど
満たされてる」

OKITE眉を動かす
OKITE「なぜ、不思議なんですか?」

おき子「他人から見れば
これどう見ても
女のぼっち焼肉やん」

OKITE「独り言が過ぎるぼっち女焼肉です」

おき子「うふ、そやろ?」


テーブル席から
夜景、街の明かりを見つめるおき子


(おき子ナレ)
「思った
以前の私じゃない
私は今、充実してると思った
前の気弱な自分じゃない
こんな気取った場所でも
堂々としている…
…それはOKITEと一緒だから?
そしてそれは
いいことなのだろうか?」


ガラスに映っているのは
おき子とOKITE

おき子「なんか今は難しいこと
考えられへん…」
(おき子、したたか酔って)




〈シーン〉寝室/朝

おき子「前日はアルコールも入って
いつもより遅れて寝入ったのに
6時起床大成功!からの〜達成感と自己肯定感マックスにより、脳内快感ホルモン大噴射ーーー!
ぬおーーーーーん!」

いつものビカビカする朝🌅おき子名場面





つづく






毎回、最後にミニコーナー
おき子さんの朝起きへの道、ステップその22


起床時間を固定すると
周りの変化に気づくようになる
朝起きの功績


「朝☀おき子さん」また来週!