(喜びの日々)
(あらすじ)
11月のはじめ
6時半起床成功、変化の毎日はOKITEとの信頼を深めてる、それはまるで選手とコーチの関係
ハヤオさんと結婚式の衣装合わせに出かけるも
OKITEとの情事の夢をみる
<シーン>おき子寝室/朝
OKITEいつものように布団の中から、ささやき声で
OKITE「6時半です!おはようございます!6時半です!」
(おき子、ナレ)
「起床時間が6時半を切った
朝起きの稽古がはじまって
はじめて日の出を目撃した」
襟元を両手で抑えながら窓を開ける
冷たい空気
朝の光で顔を洗う
(おき子、心の声)
「ひさびさ日の出をみたなあ〜」
(おき子、ナレ)
「夜型生活だったあの頃
日の出は毎日みていた
そう、日の出をみてから寝ていた
今は真逆の生活」
美しい日の出
喜びに満ちたおき子を顔を照らす
(おき子、ナレ)
「日の出とともに起きる
こんなことがわたしに
できるようになった」
おき子の脳内快感ホルモンが
ドバーーー!とふきだして
脳に滴っている
おき子「きたきたきたきたきたーーーー!」
(脳内快感ホルモンエキスがスプラッシュしてる特徴的な映像!!!おキマリの場面)
タイトル「朝☀おき子さん」
step21「朝日とともに」
<シーン>リビング/朝
(おき子ナレーション)
「OKITEの早起きメソッドで
最も効果的だったことは
人工知能とのパートナーシップ
一歩一歩、少しづつ前進してゆくこと
ひとりではなかなかできないことを
しっかりとサポートしてくれる
なぜ、起きれないのか
朝起きすると、どのようなメリットがあるのか
など、そのメカニズムを頭で理解させてくれる
さらに、OKITEの優秀なところは、朝起きのみならず、それらに紐付けられるする心の状態まで踏み入り、自己学習を繰り返し、パートナーとしての信頼を深めてゆけるところ
OKITEに蓄積されてゆく膨大なデータにより
私に合わせた超個人的な指導
その濃密な関係はアスリートにおけるコーチと選手のようなものだろう」
(マラソン選手がゴール後、コーチに抱きとめられてる映像、テニスプレーヤーとコーチ、ボクサーとセコンド、象徴的な映像)
(おき子の心の声)
「OKITEなくしては
ダメ人間になってしまいそう…」
ハヤオさんにお弁当を作って、見送り
リビングのテーブルにはOKITE、ノートブック、まだ活けられてない花器、ハヤオさんの会社が製造している無機ELコンパクトディスプレイ
おき子、残りの午前のタスク再開
OKITE「午後から雨です、干してるおふとんは午前中までに取り込んで」
OKITEの言われたとおり行動するおき子
OKITE「本日のタスクは完了いたしました」
テーブルのノートブックをパタンと閉じるおき子
OKITE「午後15 時まであなたの自由な時間です
紅茶を入れますか?」
おき子「え?OKITE紅茶も入れられるの?」
OKITE「いえ、入れるのはおき子さんです」
おき子「なーんや、紅茶も入れられへんのか」
おき子、OKITEをからかいながら
OKITEと楽しく話す午後の時間
楽しそうな人間とAI
心満たされる情景と音楽
おき子「だらだらしてる時間がなくなったな」
OKITE「これからおき子さんの願いは叶ってゆきます」
おき子「そうなん?」
OKITE「目標に向かって具体的な行動を起こしていますから、充実した毎日をおくれているはずです。
実りある人生は自然には降ってきません
きちんと計画しなければなりません
おき子さんが、今、上手くいってるのは
きちんと具体的に、計画をして、実行しているからですから、おき子さんは、変われます」
おき子「それ、こないだも言うてたな」
OKITE「何度も繰り返します」
おき子「私の頭に刷り込んでるのね」
OKITE「おき子さんは変われます」
おき子「何度も言われると
ウザくもあるけどな
まあでも、刷り込まれていくな
ほんまに変われる気になってるもん」
OKITE「ほんまに変われます」(おき子を真似て関西弁で)
おき子「ふふ」
OKITE「意識の底に刷り込ませた自己暗示は
劇的な効果があります
さて、午後から
結婚式の衣装を見に行く予定が入ってます」
おき子「あ、そやったわ」
ハヤオ「誰かいるの?」(急に帰宅したハヤオさん)
おき子ビックリして紅茶をこぼし
あわてておき子をパンツの後ろに隠す
ハヤオ「誰かと話してた?」
おき子「いや別に!早いね!…」
ハヤオ「これから式の衣装合わせやろ?
午後からはリモートにさせてもろた」
(ハヤオニッコリ、サムズアップ)
おき子「そうなん、そっかそっか!
出かける支度しやなな」
(おき子、心の声)
「危ない危ない!気がゆるんでたわ…ハヤオさんにOKITE、見つかったらあかん」
冷や汗のおき子
パンツの中でもがくOKITE
<シーン>外/昼下がり
ハヤオさんと結婚式の衣装を見に行く
おき子、衣装を合わせる
鏡で見る自分の花嫁姿
喜びと不安
鏡の前で固まったまま動かないおき子
ハヤオ「どう?」
(ハヤオさんの声で我に返るおき子)
おき子「どっちがいいかなー
これとこれ、と、あとこれ、
3つには絞れた
いや、やっぱこれとこれ、2つに絞れた!
ハヤオさんどっちがええと思う?」
ハヤオ「おき子さんの好きな方でいいですよ」
ハヤオ、スマイル
おき子も(不服そうだが)苦スマイル
衣装のウエストを絞ったタイミングで
グルググーー!っと花嫁姿のおき子さんのお腹が鳴る
おき子苦スマイル
パスタ屋でランチ
おき子メニューを見ながら
おき子「ん〜どっちにしよかなー
これとこれ…と、これと
OKITE(ハヤオさんと間違ってる)はもう決まった?
ハヤオ「(おかしいなと思いながら)はい」
おき子「どれ?」
(ハヤオ店長おすすめの品を指差して)
おき子「あーそれな!
じゃあ、これとこれの2択やな(おき子夢中)
OKITEはどっちがいいと思う?」
ハヤオ「OKITE…?」
おき子「あーーー!
起、き、て、からなんも食べてへんから
お腹鳴ってもうたんやんかー!
これの大盛りにしよ!」
すごいお腹いっぱいのおき子
口からパスタはみ出てる
ハヤオ「食後のコーヒーは」
おき子「飲みたいんやけど今ムリやわー!
ちょっと歩いて
AURORAで飲まへん?」
ハヤオ「そうしましょう」
<シーン>喫茶店「AURORA」
店の前にはいつものメニューボード
いつになったら注文できるかわからないモーニングセットの美味しそうなサンプルフォト
店内のトイレから背中を丸めゲッソリして出てくるおき子
おき子「お腹壊れたわ…」
(とぼとぼテーブルの方へ歩きながら)
ハヤオ「大丈夫ですか?
うちに帰ってゆっくりします?」
おき子「いや、コーヒーは飲みたい
コーヒーは消化を助けるねんで」
(テーブルの席につこうとする)
ハヤオ「そうですか」
(席を立って椅子を引いてあげる)
おき子「ハヤオさんて、やさしいな」
ハヤオ「はあ」
おき子「ハヤオさんって、怒ってケンカすることあるの?」
ハヤオ「ん〜ないです」
おき子「そやんな」
ハヤオ「はい、怪我すると痛いし
でも、世の中何があるかわかりません
おき子さんを悪い奴らから守るために
時間ができたら武道でも習おうかな」
おき子「それ、ウケるー!」
ハヤオ「いやいや、少し本気で思ってるんですよ
こんなやわな身体では家族を守っていけないって」
おき子「あ、私な、空手の型できるの」
ハヤオ「空手?それは知らなかった」
おき子「拳と肘を真っ直ぐ同時に出す!(ハヤオの顔の前で寸止め)
引き手は真っ直ぐ脇にしっかりと引く!
ひじで体をこするようにして、まっすぐ突く!」(ハヤオの顔の前で寸止め)
ウエイトレス「ご注文は決まりましたか?」
おき子、空手の型で振り返りながら
おき子「まだです!」
シーン リビング/夜
ハヤオはソファーでデバイス片手に読書
寝室に入っていくおき子
おき子「もうねるわー」
ハヤオ「そう、おやすみ」
おき子「おやすみなさい」
<シーン>寝室/夜
おき子、OKITEと布団に入る
おき子「はあー」(疲れた様子)
OKITE「今日は随分歩きましたね」
おき子「だから、つかれた」
明日、起きれるかな…心配」
OKITE「明日の気圧は低めです
さらに身体の疲れで、いつもより負荷がかかるでしょう」
おき子「え〜」
OKITE「朝起きの壁です」
おき子「壁?朝起きの壁とかあるの?」
OKITE「ちょうど気がゆるむ時期です」
おき子「そうなんや」
OKITE「乗り越えてください」
おき子「おやすみ」
OKITE「今夜はおやすみになる前に
あややややしないんですか」
おき子「ちょっとやめてよ」
おき子「やらへんよ
背中を向けるおき子
よけい起きられへんなるやんか
朝起きコンセルジュが
なんの提案してくるんよ」
OKITEの眉毛が動く
布団の中からふりかえるおき子
愛らしく思えるOKITE
おき子寝入る
夜
朝
ステキな男性とやってる夢
よがるおき子
顔を見たらOKITEだった
おき子「OKITEさん……」
OKITE「朝6時20分です」
特大鼻風船割れる
おき子「むおおおおおーー!」
体を巨大ロボットのように起こすおき子
おき子「よし!起きれた」
OKITE「さすがです!」
おき子「起床成功!じゃーい!
文句あるかー!オラオラオラオラ!」
おき子仁王立ち
朝日に逆光
脳からは成功報酬快感エキスドババババー!
ほどなくして、正気に戻り
おき子「あれ?なんか変な夢みたような?」
つづく…
毎回、最後にミニコーナー
おき子さんの朝起きへの道、ステップその21
朝起きは、仲間でやると離脱の可能性を
劇的に減らせるんだって
「朝☀おき子さん」また来週!