(苦しみ悩む時期)

(あらすじ)
心を通わせる、おき子とOKITE




<シーン>


OKITE「上手くいきませんでしたね
しかし、上手くいかないということが
わかったので、一歩前進です」

おき子「いやいやいや、腕のオプション
無駄な散財やん」

取れた腕をくるくる回して



タイトル「朝☀おき子さん」
step13「99%できるようになります」


<シーン>

(おき子、ナレ)
「OKITE
早起きラーニングソフトとしてダウンロードしたのがはじまりだったが
こうやって目の前のものとして存在すると
なにかOKITEという知的生命のようなものと
生活をしているように感じる
腕を装着したOKITEは
さらに細かいユーモラスな存在として
動き回ることはできないが
それがかえって愛らしく」

ブイーン(バイブ機能)

おき子「そのバイブ機能とさ、一緒に起こしてくれたら」

OKITE「それもやってます」

おき子「あ、そう」

(おき子、ナレ)
「会話がこれほどまでにスムーズにいくと
もはや人工知能の枠を超えて
ひとりの人格、小さな存在を感じる」

(おき子、ナレ)
「昨日起きた時
壊れてたOKITEをみて
ただの玩具が壊れたのとは違う
もっと何かインパクトのある感じ方をした」

(おき子、ナレ)
「会話、声によるコミュニケーションは
こころを通わせてしまう
もしかして、このようなAIには
適度に、距離をもって接したほうが
いいのかもしれない」

おき子「なんてことをさっき考えたんやけど
OKITEはどう思う?」

OKITE「自然な会話によるコミュニケーションができるようになって
こーやって、コーチング、人工知能が人の指導をできるようになったんです
それで、私のようなサービスが生まれました
指導される人間と私との間に信頼関係がなりたたないと、早起きの指導は実現しません
愛着をもっていただいて結構です
むしろ喜ばしことで大いに効果も期待できます
留意するのは、愛着や信頼を持ちすぎるということではなく
それに、振り回されてはいけないということです
朝起きを実現し、いつもリラックスして自分の心を
客観的にクールに見つめられる時間や習慣をもてば
惑わされることありません
朝起きというのは、そんな心のバランスを保つことにも役立つことになります」

おき子「そうか、そうやな
まずは、朝、起きられるようになることやな」

と言いながら
編んだ帽子をOKITEに被せる

OKITE眉毛を動かす


<シーン>ハヤオ寝室/夜

ハヤオさんの部屋
ガラと部屋を開ける おき子(顔がにやけてる)

おき子「まだ仕事?
お茶もってこようか?」

ハヤオ「いや、もう片付くから
そのまま寝ます
朝、早いし」

おき子「ごめん」(顔がにやけてる)

ハヤオ「え?」

おき子「朝起きできてるーって
言ってたのに、最近また遅くなって」

ハヤオ「なに?その顔」

おき子「そういうのん気にして暗い顔してるのが
ハヤオさん嫌って言うてたから
だから、今、こうやってわろてんの」

ハヤオ「そうですかw」
おき子、いじらしい

おき子キッチンで片付け

ハヤオ、おき子を
うしろから静かに抱きしめる

ハヤオ「ありがとう
そうやって変わろうと努力してくれる
その気持で十分やから
ほんまに」

ぎゅっと抱きしめる

おき子「変わりたいの
朝起き出来る人になりたい」

ハヤオ「うん」

おき子「早めに寝ないとね」


夜の交わり

ハヤオ「早めに寝んといかんから
早めに終わったんちゃうからなー!」
(この場面だけ関西弁のハヤオ)

おき子「わかってるーー!
気にしてへーん!」

汽笛の音、朝



<シーン>おき子寝室/昼前

賢治のうつむきポスターからパンで
おき子うなだれ、ひとり部屋の中

時計の針は昼前

おき子「あのさあ、OKITE
私、朝起きできるようになるかなあ…」

OKITE「出来ます」

おき子「何%できると思う?」

OKITE「99%できるようになります」

おき子「では、明日も頑張りましょう」




<シーン>外


出発するゴミ箱収集車
ゴミ出し失敗
こちらを見てるゴミ出しババア

ババアの視線がうっとおしくて
キレるおき子
ババアの方をカッと目を見開く!
ババアもおき子のほうを見る
おき子「なんやねん!さっきから!」
おき子ド発狂!
ババア、さっと家に隠れる
おき子その場にうなだれる


(おき子、心の叫び)
「できない!
朝起き、出来ない…
できる気がせん!」







つづく



毎回、最後にミニコーナー
おき子さんの朝起きへの道、ステップその13
朝は、鳥や風の自然の音、太陽の恵み、動物が目覚める時間
人も。


「朝☀おき子さん」また来週もみてね!