(苦しみ悩む時期)

(あらすじ)
OKITEに腕を装着 愛着がわく第一歩





<シーン>リビング/昼前


(おき子、ナレーション)
「ハヤオさんの置き手紙が透過型ディスプレイになってた。ハヤオさんの勤めるメーカーが作っているものだ」

おき子、まだ眠い目をこすりながら

おき子「めっちゃオシャレな置き手紙になってもうた」

「おき子さん、おはよう!
行ってきます
○の中にハ」


「朝☀おき子さん」step12「愛着出てきたわ」




<シーン>

OKITE「二度寝の原因は
起きて、立ち上がらないからです
いったん立ち上がる」

おき子「立ち上がったやん」

OKITE「でもまた横になったでしょ
そのままじっとしてると
二度寝の罠にはまります
意識が起きても立ち上がらなければ
身体が起きたことになりません
起きて、立ち上がって、歩いて窓を開ける
顔を洗って、そこでまたベッドはいるんやなくて
朝食の準備をする
そうやって身体を動かしてるうちに
全身の血が巡り始めます
血液が脳に酸素を運びようやく
目が覚めるのです」

おき子「だって熾きたら目の前の愚になんやもん…
起きたら、まず、立つやな
血を巡らすやな
わかった」

OKITE「そして、そのとき、朝の空気を
楽しむ、これコツです
意識が起きて、身体が起きて、次に感性、五感を起こします
朝の光を見る、雲、空の動き、温度を肌で感じる
香り、水道からでる水の温度も毎日違います
鳥の声、車の音、遠くの音にまで耳を澄ましてみる
心が静まって拡がって、リラックスした気持ちになります
ストレッチで身体をほぐすとさらに効果的でしょう
そうやって、感性を立ち上げてから朝食をいただくと美味しさも味わえる
朝は気持ちが良いものです
その気持ち良さ、「快」を脳に知らせるんです
脳は次の日も「快」を感じたくて
朝、起きようとするんです」

おき子「そやったそやった
そない言うてたな
よしよし、明日はやろう
まず、起きたら立つ、歩く、身体を動かして
血を巡らすやな」

OKITE「そうです」

おき子「朝は気持ち良し!と」

OKITE「はい」

おき子「あと、もしな
また二度寝したら
OKITE、もうちょいしつこく起こしてくれへん?」

OKITE「あまり声や音を出すとハヤオさんに気づかれてしまうと注意されたので」

おき子「そやったな」

OKITE「オプションになりますが
私に腕を装着させることができます」

おき子「は?腕?」

OKITE「一覧を出します」

片目から光線、テーブルに照射

OKITE「もともと、ボディーランゲッジで会話をスムーズにしたり、手話機能などの利用で開発されたものですが、腕付けてもらえると、顔を叩いたり、つまんだり、シーツを揺り動かしたり」

おき子「いやそれ、効果っていうか
ただおもろくなるだけちゃうのw
そんなん買ってもうっとおしくて
ばーん避けておわりなような気がするわ
そのオプションはいらんわ
微妙に高いしな
高いけど、買えない値段ではない
一番イラッとする価格設定
こんなんいらん」



<シーン>時間経過リビング


OKITE「なんでやねーん!
なんでやねーん!
なんでやねーん!」
OKITE腕が装着されている

OKITE「お買上げありがとうございます」

おき子「即日配送ってのは罠やな」

OKITE腕をブンブン振り回して

おき子「そのうち、動き出しそうやな
足はないの」


〈シーン〉時間経過


帽子を編んだ
OKITEに被せる
雪だるまのよう

おき子「かわいい」

おき子「見せよか?どう?」
(鏡で)

おき子「なんか、愛着出てきたわw」



<シーン>リビング/夜

おき子とハヤオの夕飯シーン



<シーン>朝
(汽笛の音)


OKITE「おき子さーん、朝ですよ〜〜
ハヤオさんはいつもの置き手紙残して
家出ましたよ〜」

OKITE装着した腕で
おき子の顔をつねる
つっつく、引っ張る
特大鼻風船が揺れる

OKITE「おき〜〜〜〜(くちびる引っぱって)
OKITE「ろ!(くちびる離して)
OKITE「おき〜〜〜〜(くちびる引っぱって)
OKITE「ろ!(くちびる離して)
OKITE「おき〜〜〜〜(くちびる引っぱって)
OKITE「ろ!(くちびる離して)

特大鼻風船をなんとか割り
鼻の穴に手を入れる
鼻の中で
手をグーパーグーパー

OKITE「起きろ!起きろ!起きれば!起きたら!起きなきゃ!」

おき子無意識でOKITEを鷲掴み
賢治のポスターが貼ってある壁に投げる
装着の腕壊れる
バネ、ビロローーーん!

鼻風船がまた膨らみ寝るおき子



<シーン>寝室/昼


目を覚まして
うなだれているおき子

おき子「…」

壊れたOKITEを見つめるおき子

おき子「どうしたん?」
自分のせいだと気づかない様子



つづく!



毎回、最後にミニコーナー
おき子さんの朝起きへの道、ステップその12
朝、起きられたときは気持ちいい
その気持ち良さ、「快」を脳に刷り込む
脳は次の日も「快」を感じたくて
起きられます




「朝☀おき子さん」また来週もみてね!