(苦しみ悩む時期)



(あらすじ)
トレーニング2日めOKITEの問診





(おき子、ナレ)
「OKITEとの早起きトレーニング
第一日目は無事クリアした」






タイトル「朝☀おき子さん」
step09「期待せずに期待してて」



<シーン>夕暮れ/おき子自室(寝室でもある)



OKITE「早起きは甘くありません
急激な変更は身体にも負荷がかかります
明日もがんばりましょう
明日も9時」

おき子「いや、なんか8時半くらいもいけそうな気がするで」

OKITE「明日の9時は今日の9時とはちがいます
朝方、気圧が急激に下降します、いつもの起床よりストレスを感じるはずです
それに加え、おき子さんの排卵日にさしかかりここ数日は…」

おき子「ちょちょちょ
なんで私の排卵日知ってるねん!」

OKITE「おき子さんがスマホ記録しているヘルスアプリのデータとカレンダーの書き込みから計測しました」

おき子「ちょっと、もうこれ赤裸々やな」

OKITE「さらに、メール、ショートメッセージサービスなどのアクセスを許可していただければ
文章から読み取れる感情の起伏
PMSの動向も参考に、統合し
さらに確度のアップしますが
いかがなさいますか?」

おき子「それはやめとくわ
メール読まれるのは抵抗あるん
今差し出した情報でも
すでに排卵日バレてるもん」

OKITE「これら超個人情報は外部に漏れること、そのような事態未だ前例はありませんので、ご安心ください」

おき子「まあ、それははいはい、わかってます」

OKITE「それでは今夜も
早めに寝ましょう」

OKITE「明日は9時起床
目覚めたら一度立って
身体を動かせば
起きやすくなります」

おき子「シー」

おき子、耳をそばだてる

おき子「あ、ハヤオさん帰ってきた」

OKITEを布団の中にしまう

おき子「じゃあ、OKITEさん またね」

自室から出て、リビングへ向かうおき子
じっと見つめるOKITE、眉毛を動かす






<シーン>リビング/キッチンテーブル/夕飯時


ハヤオさんと、おき子、二人で夕飯


ハヤオ「下に張り紙あったけど?」

おき子「ゴミだしでしょ?
なんかマナー悪い人おるの
時間外にゴミ出してる人おるみたいなんよ
うちじゃないよ!」

ハヤオ「そうですか」

おき子「ハヤオさん、私な、じょじょに早起きできるようになるからな」

ハヤオ「 小生、もう、顔を引っ張ったりは
したくないです」(苦笑)

おき子「うん
あんなこと続けてたら顔面持たへんわ」

ハヤオ苦笑

おき子「私ね今日の朝も9時に起きたんよ」

ハヤオ「そうですか、9時に、
今日もってことは、昨日も?」

おき子「そう!私にとって連日9時に起きれたのは画期的なの!」

ハヤオ「そうですか」
ハヤオも嬉しそうな表情で

おき子「私生まれ変わるからな」

ハヤオ「あはは、期待せず、応援します」

おき子「期待してていいよ!
んもお〜」
おき子、ハヤオにもたれかかり甘える

ごちそうさまですといって
後片付け
手伝うハヤオ

ハヤオ「あ、そう
エンゲージリングのはなし」

おき子「無理せんとってな」

ハヤオ「はい、調べてたら最近すごいんんです
GPSが内蔵されたリングがあったり
保証も、デザインかぶりの保証があったりするんですよ」

おき子「リングのデザインかぶったら交換できるんね」

ハヤオ「そうなんですw」

おき子「でもGPS内蔵はどうかな
なくしたとき便利かもしれんけど
今どこにおるとか個人情報……
あ、そうか浮気防止か」

ハヤオ「小生は、GPS内蔵でもかまいませんけど、浮気はしませんから」

おき子「私は遠慮しとくわ、浮気がバレるんいややもん」

ハヤオ「……」深刻

おき子「冗談やで」w(汗)







<シーン>リビング/就寝前


デバイスで本を読んでるハジメさん

おき子「ハヤオさん、おやすみ」

ハヤオ「おやすみなさい」

おき子「ハヤオさんより
早よ寝るのに
遅起きるって
あかんよな」

ハヤオ「いえ」

おき子「変わるから」

ハヤオ「はい、期待…してます」

おき子「しつこい?」

ハヤオ「宣言して自分を追い込んだほうが
やれそうなんですね?」

おき子「そういうことなの!
さすが、わかってくれてる!」

ハヤオ微笑





<シーン>おき子寝室/夜


おき子「OKITE、おまたせ〜
おやすみ
じゃー9時にね」

OKITE布団の中で眉毛動かす

おき子布団に深く入る

OKITEから音楽が流れる

おき子「なに?音楽?」

OKITE「 安眠へ誘うミュージックです
深い眠りが期待できます」

おき子「あっ、そう、」


夜のシーン
朝のシーン
(汽笛の音)


〈シーン〉寝室/朝


OKITE「ピッピキキキ」

特大の鼻風船割れて目を開けるおき子
おき子「何時?」

OKITE「9時です!」

おき子体を起こす
窓を開ける
光が目に沁みる、眩しそうにするおき子
足元ふらつく
目の前の景色がぐにゃりと歪む

 
(おき子、ナレ)
「目は覚めたものの
やっぱり午前中の時間は
頭がクラクラする」


布団にへたりこむ

(おき子、ナレ)
おき子「あーもう一回寝たい」
目の前が歪む

OKITE「いけません」

おき子「だってクラクラするんやもん」

OKITE「椅子に座って明るい窓の外を見て
水を一杯飲んでください」

おき子、フラフラした足取りで
OKITEの言うとおりにしてみる

OKITE「大きく新呼吸をして
心を落ち着けたら
歩いてみてください」

コーヒーの豆の香りを嗅ぐおき子

おき子「ああ、いい香り」

コーヒーを入れる
窓からの陽光を浴びる
そして思い出す


〈回想〉
眉崎さんのこと
整備士「突然倒れはったんやて
あの年齢で太陽の日浴びんと
夜勤ばっかやってたら身体が蝕まれる
あんたも
深夜の仕事は、はやいうちに足洗いや」
〈回想終わり〉


おき子眩しさで目をつむりながら

おき子「ねえ、
私、今
起きてるよね?」

OKITE「はい、起床は成功です」

おき子「よし!」

OKITE「徐々に慣れてきます
明日はもう少し早い時間に起きてみましょう」


(おき子、ナレ)
「コーヒーを飲み
朝食も済ませた
布巾の熱湯消毒をする
そんな余裕も生まれた」


おき子「明日は
ずっと水垢が気になってる
窓を磨こう」

眠気は覚めたみたいだ

おき子「あ!ゴミ
ゆっくりしすぎた!」

時計を見る

おき子「まだ間に合う!」(ゴミ出し)


だが、ゴミ収集車行ってしまう
間に合わず……
ゴミを両手に持ったまま
昼の光を顔面に受けるおき子

おき子「くそう!せっかく起きれたのに!」

ゴミのババアこっち見てる

おき子、冷や汗たら…


つづく…




毎回、最後にミニコーナー
おき子さんの朝起きへの道、ステップその9
目を覚ましただけでは起きたことになりません
目を覚まし、立ち上がったときが起床時間



「朝☀おき子さん」また来週もみてね!