(事の起こり)

(あらすじ)
結婚式に向けて着々と準備をする二人
ハヤオはおき子を気遣ってナイトウェデングを提案




<シーン>おき子寝室/昼前

特大の鼻風船がバチーンと割れて
起きるおき子
目覚まし時計を見る
朝の5時?
と思いきや、逆さまになった時計
もとに戻すと11時半



おき子「起床失敗!
あかーーーーん!」
(銀河鉄道の列車の汽笛の効果音)


タイトル「朝☀おき子さん」
step05「ナイトウェディング」





<シーン>リビング/夕飯時


ハヤオ「ギリギリになりましたけど、日取りも決まりました。丁度一ヶ月後ですね」


(おき子、ナレーション)
夕飯の支度をしながら
「私は一ヶ月後、花嫁となる」


おき子「そや、式の当日って
何時に起きやなあかんのかな?」

ハヤオ「えっと、…」
ハヤオが手に持ったデバイスを
後ろから覗き込むおき子

おき子「挙式が12時スタートで、
その前に式のリハと写真撮影
式場に9時に着かんとあかんから
自宅を8時には出発
向こう着いてから食べる時間とか
ないやろうから朝食はしっかりとる
準備なんかも計算に入れたら…」

ハヤオ「6時には起床ですね」

おき子「6時起床!」

ガーン
落ち込む2人

ハヤオ、ハッと顔を上げて
ハヤオ「…夜にやります?結婚式」

おき子「夜に?」

ハヤオ「ナイトウェディングです」

ハヤオ、デバイスでナイトウエディングの情報へアクセス
その画像をおき子に見せながら
宣伝のコピー分を読む

ハヤオ「キャンドルや電飾を使った
ナイトウエディングならではの
ロマンチックな演出…」

おき子「ええやん!良さそうやん」

ハヤオ「ナイトウェディングのメリット
•昼間の結婚式よりコストを抑えやすい。
•人気の会場でも夜なら予約が取りやすい。
•キャンドルの演出がとにかく盛り上がる。
•地方から来たゲストが東京ならではの夜景や、スカイツリーなどの名所が見える景色を喜んでくれる。
•遠方からのゲストが結婚式後宿泊し、翌日観光を楽しんでもらえる。
•当日の昼間に仕事をして、ゆっくり支度をして出席することができるので、週末の時間が有効に使える。
•堅苦しい雰囲気ではなくパーティ―のような感じで疲れず楽しい。
•お酒が気兼ねなく飲める」

おき子「ええことしかないやん!」

ハヤオ「デメリットは
•夜であるため、子連れのゲストが参加しにくく、
遠方からのゲストのための宿泊費用が必要。
•自然の光を利用できないので写真撮影が難しい。
•二次会を同じ日に行うことができなかったので、別の日に衣裳をレンタルして費用がかさむ。
•「お祝い事=日中に行うもの」という考えの年配の招待客の理解が得づらく、評判が良くなかった」


おき子「やめましょか…」

ハヤオ「いいと、思ったんですが…」

おき子「大丈夫!式までにまだ一ヶ月ある!
それまでに起きれるできるようになればいいだけやもん
朝に起きれるようになる!できるよ!
ナイトウェディングなんて、逃げちゃだめ!
うん、できる!」

ハヤオ「いっしょにがんばりましょう!
小生が起こしてあげます」

おき子「絶対おこして!
8時、明日!
ハヤオさん会社いくとき
起きへんかったら顔面蹴って!」

ハヤオ「だから、それはそれはムリです」

おき子「何してもいいから
起きるまで、いくらしばいてもいいから!
ハヤオさんもがんばってよ!」

ハヤオ「できるかぎり……」

おき子「夜ふかしは卒業!」


〈シーン〉寝室/夜


早めの夜の交わり
いつものテーマソングと、いつもの「あやややや〜〜〜

おき子、ベッドに仰向け、顔だけハヤオのほうに向けて
甘えた表情でつぶやく
おき子「私、がんばるからな」



<シーン>寝室、朝


おき子、特大の鼻風船
昭和のマンガの目覚まし時計が鳴っている
おき子、無意識で鳴ってるのを止める


<シーン>リビング/昼前

おき子は起きたてのモサモサした髪型で
テーブルに座っている
テーブルの上のハヤオの置き手紙
「おはようございます
会社いってきます
何度も体を揺り動かしました
鼻も引っ張ったし、ほっぺも引っ張りました。
下唇も思っきり引っ張らせていただきましたが
起きませんでした。
さすがに、顔面は蹴ることはできませんでした。」

〈イメージ〉
おき子の鼻から出ている特大の鼻風船を
パンチングマシーンのように、何度もパンチを繰り出すハヤオ

洗面所の鏡で、舌唇が思っきり腫れてるのを
確認するおき子

おき子「…!」

涙を浮かべている




つづく




毎回、最後にミニコーナー
おき子さんの朝起きへの道、ステップその5
朝一杯の水は覚醒効果があります

「朝☀おき子さん」また来週もみてね!