今回はボブとカエル先生にこんなお悩みメールがきてるよ。


ねえボブ!聞いて!

わたしは、いつも朝食は
牛乳とパンにバターぬって 食べてます。
その牛乳とバターは雪印です。
なぜ、雪印かっていうと、おいしいからです。
でも雪印が狂牛病のなんかで
事件をおこしました。(くわしくはわかんないけど)
それから、雪印を買うのをやめました。
おいしかったからとても残念です。

ボブはどう思う?
こんなまじめな悩みはだめですか?

北海道の雪女(小六)


 


雪女ちゃん、ハチニンコ!
毎日寒いね、北海道は雪ふってる?
まじめなお悩み大歓迎!
まじめなお悩みには
ボブも口角泡まみれでまじめに答えるよ!

ボブは雪印の組織犯罪について
こんなことを思いました。
長いよ〜〜。
目がいたくなるよ〜。

「雪印」
シンボルカラーは「SNOW BLUE」
ブルーの地に雪の結晶のかわいいデザイン
(まん中の星は北極星。だって)

「おいしい乳製品をつくる」ということで
腕のいい職人があつまって
ほんの数名で最初は会社をつくったんだろうね
寒い北海道の土地、な〜んにもないところから
難しくて苦労の多い酪農を植え付けた!(想像だけど)
おいしい牛乳、おいしいバター、おいしいもの、
い〜〜〜っぱいつくってきたんだろうね
おいしいものをつくるから人気がでた

みんなにもっとおいしい製品がいきわたり、
かつ、よりおいしい製品の開発に会社は大きくなった

北海道からおいしい製品が登場したことにより
北海道の人達にも誇りが生まれ、
会社が大きくなるごとに雇用も増え
美しい自然にかこまれて労働ができるようになった。

しかし、
大きくなった会社を動かすために
創業にかかわった職人たちの出る幕ではない
会社を動かすこととおいしいものを作ることは別のこと
収益はよりおいしい製品の開発にも繋がるので
職人たちはこの場はいったん後ろにひきさがり
経理ばたの人員が導入される
乳製品はそんなに好きじゃないけど経営は得意という人に
バトンがわたされる
ますます会社は大きくなる
そして官僚化

創業にたずさわった「職人たち」は歳をとり
夢をうしなった会社に用はない
もはや方針にさかうエネルギーもない
さからわずこの場を黙って上品に退くことを選ぶ。

創業理念の生き証人を失った会社
お金のかかる「品質管理」から経費削減
「品質管理」にうるさかった頑固な職人たちはもういない
そこにおいしいものを作るプライドは既にない。
怪物のように
すき放題大きくなる会社

消費が落ち込む社会のあおりもあって
ムダな金をかけることはやめろの号令で
「品質管理」にかける経費ゼロ円!

そして、、、、、、「事件」。



こんなニュースを聞くたび、 ボブはこんなことを思う。
「またしてもこのパターン!」

これは雪印だけにおこった事件じゃない
あらゆることに適応できる物語。

職人はいつも負ける
デリケートで繊細な心を持つ職人は
目の前の不満を口にだしていうことを避け、
品性をたもつ生き方を選んで死ぬ。
図太い精神の押しの強い人に道をゆずってしまう。


ボブは
こんなことも思う。

ロボットが人類の未来をおびやかす物語は
いままでたくさんあった。
その中でぼくらが本当に読み取らなければいけない物語は
けしてブリキでできたロボットじゃなく
人間の皮かぶったロボット人間との戦いの物語だ。

そしてこんなことも思う

車が大好きな職人で有名な社長の本田さん。
今年、そのホンダを抜いたニッサンのカルロスゴーンが評価されてるけど、
カルロスゴーンは本当に車が好きなんだろうか?

最後に
再び雪印の話しにもどします。
下記の文は雪印創業者の黒澤酉藏さんの「創業の精神」です。

雪印食品(株)の創業の精神「健土健民」

「印乳業のルーツは1925年、
その第一歩は札幌郊外の仮工場でのバター作りから始まりました。
当時は牛乳、乳製品は日本人にとってまだなじみのうすい食品でした。
しかし、創業者たちは酪農による豊かな国土づくりと、
日本人の健康増進を願って努力を重ねました。
酪農は土の力を豊かにし、その上に生きるあらゆる生命を輝かせてくれます。
そして、牛乳、乳製品はまたとない栄養食品として、
健やかな心とからだをはぐくみます。
こうしたつながりの中で真に人々の健やかなくらしのために役立ちたい。
その思いを創業者たちは「健土健民」ということばで表しました。
この言葉は私たち雪印の「創業の精神」として今に受け継がれています。」




この言葉をのこした創業者の黒澤酉藏さんは
1985にお亡くなりになり
今はもういません。

「創業の精神」は今に受け継がれなかった。

 

お悩みをくれた北海道の雪女ちゃん
どう?まじめすぎた?コワかった?
コワかったよね。ごめんね。
ボブも自分で答えてて
こわかったよ

だからボブはね
雪女ちゃんの
この牛乳 、このバター「おいしい!」って
いう感性笑顔が大好きだよ
それさえ失わなければ
大丈夫。
「おいしいもの」はみんなにも
教えてあげて。